昔の話
大学が夏休みに入って実家に帰ろうと思った時の事
いつも富山から三重まで高速道路で移動してたんですけど、いつもと同じでは面白くないし、時間はあるし、夏の開放感からちょっとした冒険心も芽生えてるし今回は高速道路を使わずに三重に帰ろうと思って地図を広げて通る道を調べて旅立つことにしました。
で、昼間に出発すると交通量も多いし運転しにくいので夜に出発する事にしたんですけど、通る道を決めるとき、ただ地図で近い道を選択してしまっていたので途中で福井の山奥に入ると街灯なんて全くなくて
明かりは車のヘッドライトの光のみで、スキー場が近いせいか民宿みたいな建物はあるけど、みんな窓をベニヤ板で打ち付けてあるから廃墟感満載で、
道は狭いしすれ違う車も全く無いし、あの世にでも来てしまったのか?と思いながら車を運転してたら
遠くのほうからヘッドライトの光が見えたので
「あっ!この世だったんだ!僕生きてる!やった!!やったよ!!」
って思いながらその車とすれ違ったらその車はダンプカーで
「ブファ~~~ン!!!!(道狭いねん邪魔や!!)」
って感じでクラクション鳴らされたので泣きながら人気がある大きい道まで走ったの、いつも夏になると思い出すな。